レビュー ネタバレなし

『カービィのグルメフェス』評価と感想 / 見た目にも楽しい対戦アクション

『カービィのグルメフェス』評価と感想 / 見た目にも楽しい対戦アクション

2022年に発売された、『星のカービィ』シリーズのスピンオフ作品『カービィのグルメフェス』について
良いところ、気になったところをレビューしたいと思います。

本家とは違い、マルチプレイ対戦アクションゲームとなっていますが
「キャラクターとしてのカービィが好き」という方には最高の1本です。

もくじ
  1. どんなゲーム?
  2. 良い点
    1. カービィがずっとかわいい
    2. 操作がかんたん
    3. 逆転要素が強め
  3. 気になった点
    1. 指が痛くなる
    2. 「対戦ゲーム感」は強い
  4. まとめ

どんなゲーム?

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カービィをころころ転がして、イチゴをいっぱい食べさせてあげるゲームです。
イチゴを食べるほどにカービィは大きくなっていき、最終的に
最も大きくなったカービィが優勝、というコンセプトからしてかわいい作品。

ソロプレイ・Joy-Conおすそわけでの2人プレイの他、ローカルやオンラインでの4人プレイに対応。
1ゲームがそんなに長くないので、さっくり遊べるパーティーゲームになっています。

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ステージには、順位を競う「レース」や「ミニゲーム」「バトルロイヤル」がありますが
どのステージでも操作方法やゲーム性はおんなじです。
とにかくカービィを転がすだけでOK。わかりやすいですね。

おなじみの「コピー能力」も健在。
うまく使えば逆転も狙える様になっています。

ゲームの流れ

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本日のメニュー
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おいしそう

1ゲームは4つのステージから成っており、これらを順番にプレイしていきます。
お菓子がモチーフのステージになっているので、見た目にも楽しいです。
あそんでいるとお腹がすきます。

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クッキーでできたアイテムボックス

イチゴを集めまくればいいのですが、「レース」では順位を優先したり
「バトルロイヤル」では相手の妨害に専念したりなど、ちょっとした戦略性も。

ステージ内に出現するボックスからは、イチゴのほかに
コピー能力がとれる事もあります。
「マリオカート」ほど顕著ではないですが、順位の低いプレイヤーには
いいものが出やすくなっているように感じますね。

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中間発表もあります
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はかりに乗るカービィ

すべてのステージを終えると、最終的な順位が発表されます。
「一番ホバリングした」とか「ラズベリーをたくさん食べた」などの
ボーナスによる加点もあるので、優勝者は最後までほんとに分かりません。
ボーナスの内容は毎ゲームランダムです。

いかにパーティーゲームといえど、上手い人が勝ち続けるとやっぱり白けちゃうので
「アクションゲームの腕」だけでは決まらないゲーム性が良い感じです。

報酬をあつめよう

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カービィを着飾ろう
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ごほうびたくさん

対戦で食べたイチゴの数によって経験値のようなものが溜まっていき、ランクが上がると
いろんな「ごほうび」を受け取る事ができます。

特に、カービィの見た目を飾ることができる「スキン」が嬉しいですね。
シリーズキャラがモチーフのものもあったりで
たくさんプレイしてどんどん集めたくなります。

その他、ステージで流れるBGMなんかも報酬でゲットできます。
「グリーングリーンズ」や「激突!グルメレース」など、おなじみの曲がいっぱい。

シリーズファンには嬉しい要素がもりだくさんで、とても丁寧に作られている印象です。

良い点

カービィがずっとかわいい

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なんかもうゲーム中ずうっとかわいいです。
対戦ゲームですが、かわいさでまろやかになっている感じもあります。

ライバルにやられた時のリアクションや、十字キーで使えるエモートなど
かなり表情豊かなので、見ていて飽きないですね。
癒しもあります。

本作では、コピー能力も「お菓子」がモチーフになっているので
変身したすがたも色んなかわいさがあります。必見です。

操作がかんたん

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「移動」「ジャンプ・ホバリング」「コピー能力」の3アクションのみで成立しているシンプルなつくり
操作がものすごく簡単です。
プレイヤーが使うボタンが極限まで絞られているので、誰にでもあそべるゲームになっています。

ジャンプ・ホバリングは、ゲーム内では[A]ボタンという表示ですが
[A][B][X][Y]どのボタンでもできたりと、
アクションは少ないながらボタンの割り当ては多いところも好印象。

逆転要素が強め

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対戦ゲームとしてバランスが良く取れていると思います。
特に、最終ステージの「グルメ・バトルロイヤル」では
それまで最下位でも1位になれるチャンスがあったりするので
序盤で水をあけられても、結果は最後まで分からないという楽しさがあります。

わちゃわちゃしたゲームに見えて、その実
結構綿密にバランス調整されているなあと感じる事が多いですね。

気になった点

指が痛くなる

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カービィを転がすため、基本的にはずっとスティックを入力し続けることになるので
長時間やっていると指が痛くなってきます。
「レース」だとほぼ一方向に倒し続けるので、より顕著です。

ジャイロセンサーを使って、「コロコロカービィ」みたいに
本体やコントローラーの傾きで操作できないかなあ、とちょっと思ったりもします。

「対戦ゲーム感」は強い

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ビジュアルに反して、意外とガチ対戦感が強めです。
ライバルへの妨害手段がけっこう豊富なので、人によっては
ちょっとイラついたりする事もあるかもしれません。

いわゆる友情破壊ゲーム...とまで行くかは分かりませんが
そういった要素もなくはないのが正直なところ。

もうちょっと、「笑えるパーティーゲーム」寄りだったら最高だったかなぁと思います。

まとめ

1戦1戦が短めで、つい何戦もやっちゃうゲームなので
仲間内で、気軽にあそべるパーティーゲームの定番たりえるタイトルだと思います。
価格も非常に安いです。

コンセプトやビジュアルは全然違いますが、プレイしてみると
何となく「カービィのエアライド」を思い出してしまいますね。

とりあえず、カービィのかわいさだけでお釣りが来る1本。
是非あそんでみてください。

今回のポイント
  • カービィがとにかくかわいい
  • 誰でもあそべるシンプルなゲーム
  • 割としっかりした対戦ゲーム

カービィのグルメフェス
タイトルカービィのグルメフェス
メーカー任天堂
発売日2022年8月17日
定価ダウンロード版 / 1,500円