コラムネタバレなし August 5, 2023

『FE風花雪月』 DLCは買うべき？内容と追加要素について解説

『ファイアーエムブレム風花雪月』の有料追加DLCについて、詳しい内容と重要な要素を紹介します。
「DLCは買うべきか」「いつやればいいか」等の所感も掲載していますので
購入を迷われている方は、是非参考にして頂ければと思います。

もくじ

DLCについて

有料の追加ダウンロードコンテンツです。
2020年2月の時点で全て配信されており、購入すれば全要素があそべます。
本編とのセット販売もありますが、割引は特になし。DLCのバラ売りもありません。

お話の内容は本編と地続きではあるものの、ゲームとしては完全に独立したショートシナリオです。
ガルグ=マク大修道院の地下に拡がる「アビス」が舞台。

決められたユニット・兵種・スキルの中でマップをクリアしていくタイプで
育成要素はほとんどなく、キャラクターのレベルなども本編には影響しません。
イベントと戦闘マップを交互にやっていく、オールドFEのような感じ。難易度は本編よりもやや高め。

シナリオ的にめちゃめちゃ面白くて熱くて非常に出来のいいものになっているので
これをプレイできるだけでも十二分に価値があるのですが
サイドストーリーの進行具合によって本編に要素が追加される、というのが重要なポイント。

追加キャラクター

追加兵種

主な追加要素は、スカウト可能キャラクターと兵種。
また、本編での散策時に「アビス」へ行く事が可能に。これに伴い新たなクエスト等も追加されています。
名声値稼ぎに使える「異教の祭壇」も利用可能に。

いくつかの新クエストが追加されます。新しい要素を含んでいるものが多数あり、とても重要。
クエストをクリアすることで新要素が解放されるものを、以下にまとめています。

追加クエストと新要素
クエスト名	備考
犬や猫と仲良くしよう	犬や猫に贈り物をあげると、まれに貴重な鉱石などを入手できる
かつて教師だった男	各ユニットのステータスの伸び具合を確認できる「謎の教師」が解放される
裏名簿を取り返そう	落とし物のヒント、お茶会での選択ミス回避など多岐
風変わりな流行	クエスト報酬でステータスアップ系アイテムを入手できる（毎節受注可能）
浴室を利用しよう	教員研修・個別指導の際の技能経験値にボーナスをつけられる「浴室」が解放される
運命の星を占う女	ユニット間の支援値上昇や、ペアエンドの強制をおこなえる「占星術師」が解放される
地上では読めぬ書物	アビスにある書物を閲覧できる

育成面で重要そうなのは「浴室」「占星術師」あたり。
特に、変則的な育成を目指す場合は「浴室」はかなりありがたい施設です。

使い切りのステータスアップ系アイテムを特典として貰えます。
それぞれ1個ずつ1回限りですが、周回も含めニューゲームするたびに入手可能。
移動の上がる「風呼びの聖靴」が特に重要ですね。

FEシリーズおなじみのキャラクター「アンナ」をスカウトすることが可能に。
ただし、どのキャラとも支援がないので一軍起用は割と趣味の領域に感じます。

が、スカウトすると教員研修が受けられる（剣術・斧術・弓術・信仰）のと
新しい外伝が発生するのもあり、とりあえずで勧誘しておいて損はないです。
アンナさんの外伝ではお金がめちゃくちゃ稼げます。

通常のフリーマップよりも報酬が多めで、ちょっとレベルの高いマップが追加されます。
これらは難易度を問わず行動力を1消費します。
また、フリー戦闘BGMも1曲追加されています。

報酬でわりと大金を貰えるため、お金のやりくりの厳しい序盤から使えるのが嬉しい。

モデル切り替えで選べる衣装がなんかいろいろ追加されています。
主人公のみに着せられるものなども。

重要な追加要素

結論から言えば絶対欲しいです。周回プレイでいろんな育成をしたいなら特に。
しかし、実は初見プレイ時から必要なものではありません。

サイドストーリーの「煤闇の章」自体も、本編をクリアしてからあそぶ想定で作られているのと
煤闇の章の進行具合で本編に要素が追加される仕様もあって
本編を周回プレイしない場合は不要と言ってもいいかもしれません。

しかしまあ、このゲームは周回でいろんなルートを体験することが本当に大事なので
個人的には、DLCなし初週のみのプレイはまじで勿体無いと感じます。

なので、本編クリア→煤闇の章クリア→その後周回プレイ、が最もおすすめです。

キャラクターや兵種の追加以外に、割と細かな新規要素が盛りだくさんのDLCで
育成や交流を特に大事に扱っている本作にはぴったりの内容になっていると思います。
できることがたくさん増えるのが嬉しいですね。

本稿ではあまり触れませんでしたが、アビスの書物を読めるようになる追加要素が
世界観を掘り下げる意味ですごく良かったです。
これはほんと読んでみて欲しい。