『オクトパストラベラー2』 体験版をプレイして感じた手触り
2月9日より配信中の『オクトパストラベラー II(オクトラ2)』無料体験版を遊んでみました。
体験版の範囲で感じたポイントなどを紹介してみたいと思いますので
製品版購入の検討材料にしてみて下さい。
時間に余裕のある方は、ぜひダウンロードして遊びましょう。無料なので。
どんなゲーム?
「正統派RPG」と言ってよいと思います。
90年代、黄金期のRPGをほうふつとさせるドット絵・見下ろし視点でありながら
現代風に昇華されたビジュアルは、お見事のひとこと。
続編ということで、見栄えはしっかりとパワーアップを感じられるものになっています。
「HD-2D」は素晴らしい発明ですね。
RPGなので、もちろん戦闘があるわけですが
弱点を突く攻撃で「ブレイク」させるという、すんごい理解しやすいシステムなのに
戦略性が高いのが特徴。
頭を使うのと同時に、たたみかけが気持ちいいというバトルシステムになっているので
「雑魚戦のA連打」という虚無の時間がほぼありません。
少し不安に思っていた新システムの「底力」(必殺技みたいなもの)も
非常にいい塩梅で設定されていて、戦略を考える楽しさが増しています。
前作同様、境遇や戦闘スタイルの異なる8人のキャラクターの中から主人公を選んで旅立ちます。
他7人のキャラクターは旅の途中で仲間になっていく感じですね。
体験版では、冒頭の3時間をほぼ自由に遊ぶことができます。
じっくりめに遊んで、選んだ主人公の1章が終わるまでだいたい1時間くらいでした。
セーブデータに記録されたプレイ時間で計算しているようなので
データを新しくすれば、実質無限時間なのかもしれません。
セーブスロットは1つ(おそらく体験版仕様)なので、製品版に引き継ぎたい方は要注意です。
体験版で感じたこと
「正統進化」を体感できる
やることは基本的に前作とそう変わりありませんが
随所で「進化してる!」と感じられる仕上がりになっています。
特に、カメラワークの導入はすごくいいですね。臨場感が段違い。
実際にプレイすると、スクリーンショットで見るよりも表現の広がりをより感じられます。
システム面の余計な改変はせず、しっかりと前作の魂を継いでいるところも好感が持てますね。
できることも増えているので、まさに「正統進化」といえると思います。
キャラクター表現の強化
前作よりキャラクターの等身が上がっていますね。
そのおかげか、ドット絵のパターンがすごく多彩になっています。
キャラのグラフィックは「ドット絵の何たるか」を理解しているドットの打ち方で描かれていて
どこかのピクセルをリマスターしたものとは比べ物にならないほど出来がいいです。
それから、ボイスの話になりますが戦闘中にキャラクターどうしが掛け合いをします。
短いセリフではあるんですが、ちゃんと「仲間感」があって
これほんとにすごくまじでめっちゃ素晴らしい追加要素だと思います。ありがとうございます。
昼夜の切り替えは美しい
新しいシステムです。
昼夜の切り替えによって、街の人から情報を聞き出したりアイテムを盗んだりできる
「フィールドコマンド」の楽しさがさらに上がっています。
が、それよりもなによりも切り替わり方がものすごく綺麗。
風景はもちろんのこと、BGMもスムーズに移り変わるんですよね。
昼の賑やかな曲から、夜の静かで美しい曲にまろやかに繋がっていきます。すごいです。
ちなみに、体験版で聞いた範囲だとすべてのBGMが最高の出来でした。
遊びやすくなった各要素
フィールドコマンドがやりやすくなっていたり
戦闘中にバフ・デバフの情報を見れたり等、細かいところが便利になっています。
嬉しい変更が多いです。
それから、狩人で捕まえた魔物の使用回数制限が無くなっています。
バシバシ捕獲して、ガンガン使っていけるのが楽しい。
捕獲もしやすくなっているような気がします。
こういった細かな調整もきっちりなされているので、丁寧に作られている感じがしますね。
まとめ
思っていたよりも進化を感じられる出来でした。ほんとに。
やっぱり実際にプレイしてみないと分からないことも多いですね。
「これはちょっとなぁ」と思う部分がほとんどなかったので
私の中では製品版の期待値がグンと上がりました。
あとはシナリオ内での仲間どうしの絡み方に期待、といったところでしょうか。
発売日までもうちょっと!ワクワクです。
- 今回のポイント
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- あらゆる面で進化を感じられる
- 戦闘はあいかわらず楽しい
- BGM、キャラの掛け合いボイスが最高
タイトル | オクトパストラベラー II |
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メーカー | スクウェア・エニックス |
発売日 | 2023年2月24日 |
定価 | パッケージ版 / 7,800円 ダウンロード版 / 7,800円 |